薄口醤油と濃口醤油の違いって?

難易度 :

スーパーなどで見かける、「薄口醤油」と「濃口醤油」。
当サイトの中のレシピでも、これらを使い分けているレシピがいくつも見られます。
薄口醤油と濃口醤油の違いは何なのでしょうか?
「薄口醤油のほうが塩分が少ないのでは…?」という声も聞かれましたが、どうなのでしょう?

まず違うのは、色の濃さと香り

薄口醤油と濃口醤油をお皿などに出して並べてみたとき、見た目の濃さが違います。
薄口醤油の方が淡く、濃口醤油と比べたときに透明感が際立ちます。
香りも薄口醤油の方があわく、上品な香りがすると思います。

濃口醤油は見た目が濃いだけでなく、香りや味も、薄口醤油に比べてハッキリしています。
関東は濃口醤油、関西は薄口醤油とも言われますが、生産量で比べると、8割以上を占めるのが濃口醤油だといわれています。

色が薄いから、塩分が薄いとは…??

実は塩分量が少ないのは、濃口醤油です。
薄口醤油の方が2%ほど塩分含有量が多く、醤油10mlあたり0.2g、大さじ1杯あたりで0.3gの差があります。
色や香りが淡いですが、塩分は濃口醤油の方が少ないのです。

薄口醤油の上品な香りは、和え物などに◎

薄口醤油が向いている料理は、和え物やお吸い物、あまり色をつけたくない煮物などです。
味と香りが上品なので素材の味を殺さず、素材の色を生かして仕上げたい場合に最適です。

逆に濃口醤油は色を濃い目に仕上げたい照り焼きや煮物、生臭みを消す漬け込み用に適しています。
それぞれの特徴を生かして料理が出来れば、仕上がりの味がぐんとUPしますよ。

他にもいろいろな醤油が

他にも、とろみと甘さが特徴的な「たまり醤油」、濃厚な味わいの「再仕込み醤油」、薄口醤油よりもあっさりと仕上げた「白醤油」などがあります。
また最近では「だし醤油」「牡蠣醤油」など、風味豊かな醤油風調味料も数多く見かけます。

塩分に気をつけながら、好みやレシピにあった醤油を探してみて下さいね。

執筆者:tomoko
20代の栄養士。好きな食べ物は辛いもの。

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