野菜不足を解消しよう!
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すっかり健康ブームが定着して、野菜を摂ろう!というフレーズも聞き慣れてきましたね。
実際に野菜を摂ろうと心掛けている方も増えてきています。しかし、実際には1日に必要な量を確保できている方は少なく、そもそも1日に必要な摂取量を知っている方も少ないのが現状です。1日に必要な野菜の量を皆さんはご存知ですか?
今回は、知っているようで知られていない野菜の摂り方について説明します。
1日に必要な野菜
厚生労働省から公表されている「健康日本21」という指針では“野菜は1日350g以上食べましょう”と言われていますが、実際にはどれくらいの量か想像できますか?
350gの目安で分かりやすいのはカットキャベツです。1袋の量は約100~130g(お店によって多少量が異なります)なので、1日3~3.5袋を食べればよい計算になります。つまり、毎食1袋食べれば350gの野菜は確保できます。一見簡単そうに聞こえますが、1袋食べるのは意外と大変で、1日かけて1袋を食べきる方が多のではないでしょうか。
また、野菜は同じ物ばかり食べれば良いという訳ではありません。量は確保できても同じ野菜ばかり食べていると、当然同じ栄養素しかとれません。様々な種類の野菜を組み合わせて食べることも重要です。
野菜の摂り方も大切
野菜の摂取量が分かったところで、次は摂り方です。野菜の摂り方のポイントは『加熱して食べること』です。野菜料理と聞くと大半の人はサラダを想像すると思います。それは、野菜の栄養は火を通すと損なわれてしまうというイメージがあり、「野菜=生で食べる」というイメージが定着しているからだと思います。
確かに、火を通すと損なわれてしまう栄養素もありますが、長時間加熱しなければ栄養素はちゃんと野菜の中に残っていますし、火を通したほうがカサが減って量をたくさん食べることが出来ます。
また、野菜スープなどはスープに溶け出た栄養素をそのまま食べられる料理なので、たくさんの野菜を使ってじっくり煮込んで作れば、野菜のうま味を存分に味わいつつ、栄養素も野菜の摂取量も確保することができます。さらに、野菜の中でも緑黄色野菜は油と一緒に摂ると栄養素の吸収が良くなるので、炒め物などにもオススメです。
野菜はご飯やお肉・魚などに含まれる糖質・たんぱく質・脂質などの消化吸収助ける働きだけでなく、生活習慣病や様々な病気の予防に繋がります。
改めて、野菜の摂り方を見直しつつ、バランスの良い食事を心がけましょう。