その手洗いは大丈夫?!意外と知られていない「キレイな手の洗い方」
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外から帰ってきた時・食事をする前・トイレの後など、手を洗う機会は生活の中でたくさんありますね。しかし、そもそもなぜ手を洗わないといけないのでしょうか?いつも洗っているやり方で本当にキレイになっているのでしょうか?
今回は『手洗い』について説明します。
手洗いはなぜ必要?
食中毒や感染症などの予防の為に『まず手をキレイに洗う』ということはよく言われますが、一体手洗いにはどんな効果があるのでしょうか。
手指には知らないうちにたくさんの菌が・・・
電車のつり革やドアノブ、電気のスイッチなど、不特定多数の人が触れる物にはたくさんの汚れや菌が付着しています。手指は体の中でもそのような物に直接触る機会が多く、もし汚れたままの手で食べ物を触ったり目を擦ったりしたら・・・
自分の身を守る為にも、家に帰ったらまずは手を洗って外でついた汚れを落としましょう。
食中毒予防の基本の「き」
「食中毒予防の3原則」という言葉をご存知でしょうか?『①つけない②増やさない③やっつける』という、食中毒を発生させないための3つのポイントになっているのですが、手洗いはこのうちの「①つけない」に当てはまる、立派な予防対策の一つなのです。
洗い残しに注意!手洗いの落とし穴
実際に手を洗う時、どのように手を洗っていますか?水でサッと流したり、石鹸を泡立てて念入りに洗ったりなど方法は様々だと思いますが、どんなに時間をかけて洗ってもキレイに汚れが落ちていなければ意味がありません。
手洗いの前に・・・
手を洗う際、余計なものが付いているとキレイに洗えません。指輪や時計・ブレスレットなどの装飾品は外しておきましょう。
手洗い開始!
まずはしっかり石鹸を泡立て、それから丁寧に洗っていきます。力を入れてゴシゴシ擦っても汚れがキレイに落ちるとは限りません。洗い残しが多い場所に注意して万遍なく汚れを落としていきましょう。
※特に洗い残しが多い場所・・・指と指の間・親指の付け根・爪の間・手のしわ・手首
手洗い後は・・・
洗い終わったら泡や石鹸のヌルヌルした感じが残らないようすすいでいきます。
流し終わったらキレイに水気を拭き取って、市販のアルコール消毒を手に取ってなじませるとより効果的です。
※アルコール消毒は手が濡れていては効果がないので、必ず手指の水分を拭き取ってから使用しましょう。
食中毒や感染症の予防対策で、一番身近で簡単に始められる方法が手洗いです。正しい方法を身につけて、食品の取り扱いなどと併せて少しずつ実践していきましょう。