旬の食材を食べよう~夏野菜~

難易度 :

野菜や果物・魚などの生鮮食品にはそれぞれ出回る『旬』があります。『旬の食材』はその時期に必要な栄養成分をたっぷり含んでいて、一番美味しく食べられます。

今はスーパーで季節を問わず何でも揃っていますが・・・『夏野菜』と聞いて思い浮かぶものはありますか?また、その野菜はどんな栄養があってどんな効果があるか知っていますか?
今回は、今が旬の夏野菜について説明します。

夏野菜の種類と特徴

きゅうり

【主な成分】カリウム
【カリウムの効能】高血圧予防・むくみの予防
*腎臓が悪い方は摂りすぎ注意!

トマト

【主な成分】リコピン・ビタミンC
【リコピンの効能】抗酸化作用・抗がん作用
*リコピンとは・・・トマトの色素成分でスイカにも含まれています。加熱して油と一緒に摂ると体への吸収が良くなります。

茄子

【主な成分】ナスニン・カリウム
【ナスニンの効能】抗酸化作用・抗がん作用
*ナスニンとは・・・茄子の色素成分。加熱してもしなくても効果は発揮されます。

ピーマン

【主な成分】ビタミンC・カリウム・β-カロテン
【ビタミンCの効能】美肌・血液サラサラ
*ピーマンに含まれるビタミンCは熱に強いので、炒め物や揚げ物などの加熱料理に向いています。

ゴーヤ

【特徴的な成分】モモルデシン
【モモルデシンの効能】血圧や血糖の上昇を抑制・食欲増進
*モモルデシンとは・・・ゴーヤの苦味成分。

オクラ

【主な成分】ムチン・カリウム・ペクチン。
【ムチンの効能】夏バテなどで弱った胃を守ってくれる。
*ムチンとは・・・オクラの粘り成分で山芋にも含まれる。

とうもろこし

【主な成分】アスパラギン酸・カリウム・ビタミンB・リノール酸
【アスパラギン酸の効能】疲労回復効果・夏バテ予防。

みょうが

【特徴的な成分】αピネン
【αピネンの効能】血行促進・食欲増進・消化吸収促進。
*αピネンとは・・・みょうがの香り成分。

南瓜

【主な成分】ビタミンE・βカロテン
【ビタミンEの効能】抗酸化作用(体のサビ付き防止のビタミン)

しそ

【特徴的な成分】ペリルアルギヒド
【ペリルアルギヒドの効能】抗菌作用・食欲増進。
*ペリルアルギヒドとは・・・しその香り成分。
*しそは1枚1gと摂取量は少ないので、カリウムやビタミンKが多いと言われているがその効果は低い。

バランス良くしっかり食べよう!!

夏は食欲が落ちたり、ついついしょっぱいものを食べ過ぎてしまう季節ですが、夏野菜はそれを補うための効果がたくさん詰まっています。
旬の野菜をしっかり食べて、元気に残暑を乗り切りましょう!!

執筆者:みずえ
30代の管理栄養士。好きな食べ物は野菜とお魚。

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