なぜ太る?!今更聞けない肥満について
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「冬は太りやすい季節」と言いますが、そもそも太るのはなぜでしょう。肥満という言葉は良く聞きますが、肥満って一体どこから?
良く分かっている方もいまいちピンッと来ない方も、太る原因や肥満について改めて見直してみましょう。
太りやすくなる生活習慣
太りやすい・太りにくいというのは体質もありますが、生活習慣も大きく関わってきます。
お腹いっぱいになるまでご飯を食べる・夜遅くに食事をする・食べ物が偏っているなど食生活の乱れに加え、運動不足や睡眠不足・飲酒・喫煙など生活習慣の乱れが長く続くと太りやすくなってきます。
また「冬になると太る」と言われるのは、年末年始にいつもより豪華な食事を食べるからと言うだけでなく、寒さの影響で外出や運動をする機会が減るため、食べる量は変わらなくてもカロリーを消費をする機会が少なくなるからです。
そもそも肥満ってどんな状態?
肥満とは、体重が多いだけでなく体脂肪が過剰に蓄積した状態のことを言います。
体重が多いというのはBMIという肥満の判定に使われる計算式で分かります。
また、体脂肪が過剰に蓄積した状態とは筋肉や骨と比べて脂肪が多い、体脂肪率が高い状態(隠れ肥満)の事をいいます。
普通 | 肥満 | |
男性 | 15~20% | 25%~ |
女性 | 20~25% | 30%~ |
BMIはあくまで身長と体重で計算した結果なので、併せて体脂肪率を見ていくことがポイントです。BMIが高くても体脂肪率が低ければ筋肉が多い=脂肪が少ないことを示すため、肥満にはなりません。
因みに、肥満のタイプには「内臓脂肪型肥満(リンゴ型)」と「皮下脂肪型肥満(洋なし型)」に分けられ、主に生活習慣病と関連してくるのは「内臓脂肪型肥満」です。
痩せているから必ずしも良いというわけではありません。
しかし、肥満の予防・改善はあらゆる病気の予防・改善に繋がってきます。自分の適正な体重を知って、しっかり維持していきましょう。