なぜ減塩?高血圧とお塩の関係
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未だ健康ブームが続いている昨今。病気の予防と食べ物の関係で様々なフレーズを耳にする機会が増えてきましたね。そんな中「血圧が高めの人は塩分を控える」というフレーズも聞いたことがありませんか?
あまりにも一般的になりすぎた「血圧が高い=減塩」。では、なぜ血圧が高いと減塩が必要なのでしょうか。今回は血圧とお塩の関係について説明します。
そもそも血圧が高いとは・・・
「血圧が高い」と言っても、いつ測定するのか・どこで測定するのかで変わってきます。一般的に高血圧と診断されるのは140/90mmHg以上で、普段は130/80mmHgを目安にすると良いと言われています。
健康診断や病院に行った時に測定すると高くなるという方もいます。心配な方は、まずは自宅で普段の血圧がどれくらいか測ってみると良いでしょう。
血圧の詳しい分類について知りたい方はコチラ
血圧と塩分
血管の中を流れている血液は一定の濃度を保っています。しかし味が濃い料理を食べるなど塩分を多く摂り過ぎると、血液中に塩分が溢れてきて濃度が濃くなってしまいます。いわゆる、血液がドロドロの状態・・・。
体は濃くなった血液を薄めようと思い「喉が渇いたよーー!!」という指令を出して水分をたくさん飲んだり、蓄積されている水分を血管に取り込みます。
すると、血管内の血液量が増え、全身に血液を送る役割をしている心臓に負担がかかり血圧が上昇します。
たまに外食をしたりちょっと味付けが濃くなりすぎたなど一時的であれば問題無いですが、普段から外食が多く濃い味付けが好きな人は要注意です。
血圧が高い状態が続くと血管がもろくなり傷つきやすくなるため、新たな病気の引き金になります。今の内から少しずつ塩分には気をつけていきましょう。